弥生3月、春はもうすぐそこまで来ています。
あんなに有った雪は、先月の下旬に降った雨で見事に消えてしまいました。
これからは一雨ごとに春めいてきます。
日の出も早くなり、日の出る位置も次第に北に移ってきました。
川岸にあるネコヤナギがいち早く春を告げています。
(1997/3/2)
ネコヤナギの真っ白な産毛。
やさしく、やわらかな肌触り。
日の光にいくつもいくつもいくつも煌いています。
雪融けの水をいっぱいにたたえた小川の岸辺。
心地よい背音をたてて流れていきます。
やがて黄色い花を咲かせ、綿毛となって飛び立ちます。
その頃には、もう本格的な春が近づいていることでしょう。
別名「えんのこ」と言っています。
(1997/3/2)
PINE HILLの庭のあちこちに金色の花が開き始めました。
早春の花、「福寿草」。
一昨年の家の立替えによって、各所に分散したものです。
まだまだ小さな株ですが、かわいらしい花が咲いています。
日の光の中で開花し、夜はしっかりと花を閉じています。
その可憐な姿からは想像できないたくましさで、春の風に揺られています。
雪の中からいち早く芽吹く力強さが素敵です。
(1997/3/2)
今年も咲きました、スノードロップ。
雪の中でも咲いていました。
英名「雪のしずく」。その名前のとおりかわいらしい花です。
まるで清らかな天使のようです。
白い花びらの先がほんのりうす緑色に染まっています。
冬に咲く数少ない花の一つです。
(1997/3/2)
畑の外れにある小川。
雪が解けて、日の光が川面にサラサラと流れていきます。
芹やなずなが採れる季節になりました。
もう春ですね。
忘れな草が生き生きとしています。
生きていてよかった。
(1997/3/19)
「春は名のみの風の寒さや・・・・」
早春賦の歌を思い出すような季節外れの雪。
「・・・・今日も昨日も雪の空、・・・・」
しかし、3月に降る雪はすぐに融けてしまいます。
「春と聞かねば知らでありしを、聞いてせかるる胸の思いを・・・・」
春はなぜか、こころ急かるる、旅立ちの季節です。
(1997/3/24)
「梅一輪一輪ほどの暖かさ」
昨日の雪とは打って変わって、今日は晴天。
透き通った青空に、庭の梅が咲きほころび始めました。
今年は全体的には陽気が暖かく、花の開花が早い様子です。
いつのまにか連翹が咲き、梅が咲き始めました。
すでにお彼岸も過ぎました。
「暑さ寒さも彼岸まで。」
(1997/3/25)
一雨ごとに春は近づいています。
長男の大樹はお蔭様で、小学校を無事に卒業いたしました。
二男の大知も4月からは4年生。
2人ともすっかり大きくなりました。
妙さんは補助金申請などの役場の仕事に追われて、毎晩残業が続いています。
私の勤務先の繁忙期もようやく目処がつくようになりました。
そして、「駒ヶ根の青い空」が満1周年になりました。
(1997/3/30)
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