木々に花咲き、大地が萌える頃、
ゴールデンウィーク前後は、田圃を作る季節でもある。
水田(みずた)にして、代掻き(しろかき)をして、しばらく置いた後、植え代(うえしろ)を掻く。
田植えを控えての一週間あまり、美しい水田風景が広がる。
この季節、地上には、大地と天が水鏡となって、上下対象世界を繰り広げる。
早朝の水面は一枝の影も欺かず、逆さま世界を映し出す。
山々を飲み込み、森を逆さまにし、家々をひっくり返し、花々の美しさを倍増させる。
水鏡の頃、地上世界と天上世界が、二次元の直線によって結ばれる。
[駒ヶ根の青い空]
[PINE HILLの四季]
[小川のせせらぎ]
[Wind of Chuo-Alps]
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