野にも山にも若葉が茂り、梅雨入り前の爽やかな季節。
中央アルプスにはまだまだ雪が残っています。
手前の白い花はシャスターデジー。
土手の草を刈るときも、この花だけは刈らずに残しておきます。
畑ではジャガイモの花が咲いています。
5月6月は恋の季節。
青空にはつばめが天高く飛翔しています。
(1997/6/1)
小川の岸にエンコウソウの花が咲いています。
光沢のあるハスのような葉っぱ。
葉の緑色に鮮やかな黄色い花。
茎は管状になっています。
これはリュウキンカの仲間です。
茎は地をはい、節から根が出ます。
清水の湧き出るような清流を好む花です。
(1997/6/1)
4月から6月まで、PINE HILLの庭は様々な花が咲き続けます。
手前の黄色い花はヘメロカリス。百合科の花です。
白い花は白色の紫蘭。
後ろの赤い花はけしの花です。
いろいろな花が咲き乱れますが、また雑草も勢いが良いです。
ばあちゃんは暇さえあれば草むしりをしています。
除草剤を撒きたくはないですから、それはそれは大変です。
草むしりをして、家の周りを一周する頃には、元の場所は新たな草でいっぱいになっています。
(1997/6/1)
濃いピンク色と白色の花は谷空木。
ラッパのような形をした花を無数に咲かせます。
空木はウツギと読みます。
枝の中が空洞になっているところから名づけられたようです。
中央アルプスには「空木岳」という名前の山があります。
標高2864m、木曽駒ヶ岳に次いで高い山です。
ラピュタのように、空に浮かぶ木のようで、
いつの日にか登ってみたい憧れの山です。
(1997/6/1)
むかし父の背中で聴いた歌に「白い花の咲く頃」という歌がありました。
・・・白い花が咲いてた。ふるさとの遠いあの日に・・・・・・
6月に木に花咲く花はなぜか白い花が多いような気がします。
朴の木、やまぼうし、しゃら、えごの木、そして、ウツギ。
この花は八重バイカウツギ。
ほかのウツギと異なって、大柄な花です。
緑が濃い季節には、花は純白な装いで鳥たちを誘うのでしょうか。
白い花の咲く頃は、思い出の時です。
(1997/6/15)
畑一面にジャガイモの花が咲いています。
大きく成長した木や葉に似合わない、青く地味な花です。
まさに"野菜"の花です。
中央アルプスにはまだ雪が見えます。
7月下旬頃までは、ふもとからも確認できます。
今でもスキーを積んだ車を見かけます。
梅雨の晴れ間の爽やかな日です。
大気が濃くなっているのを感じます。
(1997/6/15)
今年も木戸の東の田を休耕にし、父は鮒を飼うことにしました。
同級生から親鮒を安く譲りうけ、田に放しました。
鯛のようにふっくら太った鮒だったそうです。
白鷺などの野鳥に取られないように、細いステンレスの針金を張りました。
西側の土手にはかきつばたも移植しました。
そして、ハスの葉も大きく成長しています。
今年は花を見ることができるかも知れません。
これでまた、楽しみが増えました。
(1997/6/15)
この季節に多い白い花の咲く木、ナツツバキ。
別名を沙羅の木。
伸びやかに茂った枝に、みずみずしく艶やかな葉。
そして無数についた蕾。
さりげなく咲く椿に似た白い花。
この木は落葉樹で、高さは10mを超えるものもあるといいます。
「残雪を伺うようにナツツバキ」
(1997/6/22)
農機具倉庫の東にグミの木があります。
真っ赤に熟したその実は宝石のようです。
今年もたくさんの実を付けました。甘くて渋くて酸味のある独特な味。
スナック菓子にならされた現代人には強烈な味です。
子供の頃に食べたのは普通のナツグミでした。
学校から帰ると木に登って口の中が真っ赤になるまで食べたものでした。
十年ほど前、大粒の実がなるビックリグミを植えました。
年によっては、私たちが食べる前に椋鳥達が集団でやってきて、
ギャーギャー鳴きながら美味しいところを食べて行きます。
自然の恵みですから、鳥といっしょにお相伴です。
(1997/6/22)
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