1998年、新しい年が始まりました。
激動する人間社会を、山は何時でも、じっくりと落ち着いて見つめています。
(1998/1/2)
元旦はうす曇りの天気でした。風はなく、贅沢は言えない、というほどの陽気でした。
家族全員で神棚に礼拝し、新しい年を迎えました。
恒例となっている光前寺への参拝と耕地の新年会へ出席。
地域の話題や景気の話などに花が咲きました。
帰宅して昼頃には年賀状が届き、懐かしい顔を思い浮かべながら、
穏やかな元日の日が過ぎていきました。
そして、夜半から降り出した雪に、二日の日は景色が一変しました。
一面の雪景色でした。
(1998/1/2)
元旦の夜に降った雪は幾分湿った雪でした。
しかし快晴、すっかり雪に覆われました。
木々は純白の花が咲き、電線すらも雪でふっくらと膨らんでいます。
煌く日の出とともに白さは輝きを増していきます。
雪は一晩にして、景色を変えてしまうのです。
自然の営みの素晴らしさに感激する雪の日の朝です。
新年にふさわしい自然の贈り物です。
でも、地元の商店街では、初売りの出足への影響を心配していることでしょう。
すべての人を感激させることはできないものです。
(1998/1/2)
木に雪の花咲く日、
空はどこまでも深い青に染まり、
白い山はくっきりと聳えています。
(1998/1/2)
正月三が日を休むと、四日からは仕事始め。
新たな気持ちで、職場に復帰。
激動と不安な年が始まりました。
危機はしかし、チャンスでもあります。
いつの時代でも、社会は常に激しく動いています。
どうか、多くの人々が生活の質と人間としての質の階段を、
一歩でも二歩でも上っていけますように。
我が家の温室育ちの椿です。
蝶や蜜蜂のいない冬に咲く、美しい紅の花です。
(1998/1/7)
暖冬だ、暖冬だといわれてきたのに15日成人の日は大雪警報。
まさに春の雪。伊豆半島沖を低気圧が通過して・・・・・、
この地では「上雪」といっています。
北信(長野県北部)よりも南信(長野県南部)に降雪量が多い雪です。
出勤日でしたので、勤務先で雪かき。
夕方6時過ぎに退社して、交通渋滞の中を、
スリップしていた車をびしょぬれになって押し出したりして、
2時間かけてようやく帰宅。
ところが家の木戸の雪はそのままで、やむなく雪かき。
何とか通れるようにした時は夜の9時をまわっていました。
そして、翌日も朝6時には家を出て、勤務先の雪かき。
半日、雪をかいていました。
東京も大雪のニュースばかりでした。
(1998/1/16)
妙さんが使用していたホンダのアコード1800GTiは昭和60年車。
本年1月で、丸13年になりました。
走行距離は164900km。エンジンは調子が良いのですが、
あちらこちら痛んできました。
修理して乗るには、お金がかかりそうですので、
とうとう廃車にすることにしました。
これでお別れとなると悲しいものがあります。
様々な思い出が、このアコードと共によみがえってきます。
妙さんは洗車して、花束を一つ載せて送り出しました。
「たくさんの思い出と安全をありがとう。ご苦労様、アコード。」
(1998/1/17)
昨日の明け方は雪。日中は風が強く、あちこちで雪だまりができました。
今日は打って変わって快晴。朝方の温度は零下12度。寒い。
でも、真っ白い大地に真っ青な空、そして太陽の光。
木戸や庭の雪かきに精を出すと、うっすらと汗をかくほどになりました。
スズメたちは食べ物が無くなってきたので、父が作った庭先の餌場に一日中いっぱなしです。
(1998/1/25)
こんなに雪が多い年は久しぶりです。暖冬だと言われていたのに意外でした。
先日の雪で、山の木がたくさん折れています。
特に松の木の被害が多いようです。枝が落ち、
かなり太い木も幹からばっさり折れています。
春の雪特有の湿った雪に加え、雨も降ったものですから、
重みに耐え兼ねて折れてしまったのです。
我が家でも木戸の桜の大枝が折れてしまいました。
累積した雪の量は1mを超えているでしょう。
ビニールハウスが倒壊したり、車庫が壊れたりの被害も出ています。
ともあれ、天気のことはとやかく言っても仕方が無いことですが、
改めて、自然の力の強さを考えさせられます。一方、
雪不足が心配されていた長野オリンピックは、これで一安心です。
(1998/1/25)
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