◆松◆ ◆松◆ ◆松◆
◆ようこそ、PINE HILLへ◆
March/1998

March・3月

◆春の雪・その1◆ 「春は名のみの風の寒さや、・・・・・」
早春賦を口ずさみたくなるような今朝の雪。
昨日とは打って変わって雪の朝です。
聞けば東京も積雪だそうです。
再び純白の世界に後戻り。
春の重たい雪が木々を覆い、枝は重たそうにこらえています。
雪融けと共に来なくなった小鳥達が再び、餌場に集まってきました。

(1998/3/1)




◆春の雪・その2◆ まるで墨絵のような世界。
春の雪はささやかな小枝の上にも積もり、
モノクロの世界に私たちを閉じ込めます。
灰色の空から降り注ぐ雪、雪、雪。

春は水彩画、夏は油絵、秋はパステル画、冬は墨絵。
自然はやはり偉大な芸術家です。


(1998/3/1)


◆麦畑とPINE HILL◆ 昨日の雪も午前中には止みました。
午後は陽射しも見えるようになり、 雪は見る見る解けてしまいました。
まさに春の淡雪でした。
畑の麦も緑色の姿をあらわし、昨日の雪がうそのようです。
一日、一日と陽射しが長くなるにしたがって、 春が確実に近づいてきています。 梅の便りが届きはじめました。
明日は3月3日、桃の節句です。

(1998/3/2)




◆PINE HILLと小川◆ 日陰に残った雪が不思議な白さに光っています。
春の陽光は雪の中にもプリズムのように無数に散乱しているのかもしれません。 一雨ごとに春は近づいてきますが、冬の神様と春の神様が綱引きをしているように、 雪になったり、暖かい風が吹いたり、雨が降ったり、めまぐるしく変化する季節です。
川の水は水量を増し、ここちよい瀬音を立てて流れていきます。 氷に閉ざされた頃と変わって、まるで「春が来たよ。春が来たよ。」と歌っているようです。



(1998/3/2)


◆中央アルプス・春3月◆ 三寒四温の毎日です。
3月10日、伊那松島の叔母さんが亡くなりました。母の姉です。 急性心不全で、あっという間だったそうです。 長く糖尿病をわずらっていましたが、家族と同居しながら、離れで暮らしていました。 78歳の生涯でした。
13日はお葬式でした。久しぶりに母方の親戚の方々に会いました。
故人を偲びながら、懐かしい話が聞けました。
ご冥福をお祈りいたします。


(1998/3/8)




◆大知とちびちゃん◆ 我が家の黒猫のちびちゃんは、半分は野性化しています。 普段はほとんど家にいません。 畑の中にいたり、田圃の土手でねずみを捕まえたり、庭の傍らで昼寝をしたり、 自由にあちこちを動き回り、生活範囲はかなり広いです。 食事の時だけは、必ず戻ってきます。 というのも、キャットフードしか食べないからです。 焼き魚も刺し身も、お肉も鳥の骨も見向きもせずに、キャットフードのみです。 ちびちゃんにとって一番つらい時期が冬です。雪の日はひたすら寝ています。 次第に陽射しがこくなり、春が近づいてきて、また彼方此方を散歩する時期になりました。


(1998/3/29)


◆馬酔木◆
◆水仙◆
◆すみれ◆
◆たんぽぽ◆
◆水芭蕉◆
◆木瓜(ぼけ)◆

雪融けと共に、まるで待ちかねたように咲く早春の花々。
馬酔木(あせび)、水仙(すいせん)、菫(すみれ)、
蒲公英(たんぽぽ)、水芭蕉(みずばしょう)、木瓜(ぼけ)
PINE HILL の庭先で見つけた花々です。
もう、春ですね。
写真を撮っていると紋白蝶が舞ってきました。


(1998/3/29)




◆早春の中央アルプス◆ 枯れ草色の土手の向こうには、早春の山並。
今年の冬は異常気象に悲喜こもごもの毎日でした。
オリンピックやパラリンピックに感動する一方で、思わぬ積雪や凍結した路面に、 交通事故も後を絶たず、いつになく恐い思いをしました。
お蔭様で、無事に春の声を聞くことができましたが、 自然の中に人間が生きているのだということを感じます。
勤務先の繁忙期もようやく終わろうとしています。
「駒ヶ根の青い空」のホームページを開設して丸2年がたちました。


(1998/3/29)





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