このところ梅雨らしいぐずついた天気が続いている。
雨、曇り、時々晴れ。木戸先に「無事帰る」の意味をこめて「蛙」が座っている。
「みちのくの 忍もじずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに」
万葉集にも歌われたねじ花は、夏を告げながら、すっくと咲く。
野のユリ、ヘメロカリス。一つ一つの花は、一日咲くだけの一日花。
一年にたった一日咲いて、時を待つ。一日咲くために364日が費やされる。
畑のとうもろこしが花を咲かせている。その先には中央アルプスの山並み。
もろこしが実る頃にはお盆の頃になるだろうか。つかの間の梅雨の晴れ間である。
水面から吹き上がる噴水は、時に形を変えながら、虹と戯れている。
中央アルプスの山懐に抱かれて、緑の山々は湖面の中に溶け込んでいく。
樹海を越えて風が吹き抜ける。
残雪をいただいた山は、風を感じて、雲を吐き出す。
真正面から見るとまさに時計そっくり。文字盤も分刻みに作られている。
中南米原産のこの花は、英名をパッションフラワー。パッションとはキリストの受難を表すという。
樫の木の下に、今年も半夏生(ハンゲショウ)の花が咲いた。
地味な花よりは、緑色と白色の葉のほうが人目を引く。なぜ白く変色するのだろうか。
長かった梅雨が明けた。今年は7月に大型台風がいくつも日本列島を駆け抜けた。
梅雨が明けると、うだるような暑さの毎日が続いている。庭の花々が夏の日差しに輝いている。
畑の端には様々な花が植えられている。花も植えられた菜園、「花菜園」。
ガーデンファーム。農業は食糧生産にとどまらず、花卉栽培も。まさに環境産業である。
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