4月になって、雨が降ったり曇ったり、なかなか晴天に恵まれなかった。 5日には塩尻峠や軽井沢などに降雪。翌6日は快晴。昨年よりかなり寒い4月の幕開けだ。 裏庭に、いつのまにかユキワリソウが咲いていた。 毎日毎日会社づとめで、裏庭まで足を運ぶ事も無く、気がついたら春がきていた。 ヘレボラス.オリエンタリス、春咲きのクリスマスローズ。 真冬の雪の下に緑の葉を茂らせ、待ち焦がれて今、春を迎えて開花した。 中央アルプスを背景にして大空を泳ぐ鯉の群れ。 日本の春は、彼方此方に大きな魚が青い空の海を泳いでいる。 4月13日、駒ヶ根市は市場割にて、千丈岳を背景にして満開の梅。 この日、我が家では苗代を作った。昨年より更に減反をして苗箱の数も少なくなった。 暖かい陽射しに、川の水もぬるみ、無数に咲く小さな花。 光る川面に、春を迎えて開花した、ゴマノハグサ科クワガタソウ属オオイヌノフグリ。 ビロードのような葉を拡げ、大きな花を咲かせた、おきなぐさ。 かつて父が子供だった頃には、野に山にごく普通に咲く花だったという。 日に日に陽射しが濃くなって、ツバメを見た、蝶々を見たと、心躍る頃、 土手を彩る水仙も春の光をいっぱい浴びて、健やかに大きく見事に花開いたのでした。 中旬まで足踏み状態だった桜の開花。 北町にある共楽園の桜も、このところの異常な暑さに一気に開花した。 4月19日夕刻、光前寺の枝垂桜ライトアップ・セレモニーが開かれた。 駒ヶ根太鼓子供連の太鼓が幽玄な境内に鳴り響いた。子供連は第二世代が中心となった。 標高の高い光前寺では、桜の開花はまだこれからだ。光前寺の夜桜(平成12年4月28日) この4月は中旬が寒く、その後一気に暑くなり、再び寒くなった。 連翹、辛夷、桜、そして桜、色とりどりの花が一気に花開き、伊那谷は正に「春爛漫」。 柔らかい陽射しに降り注ぐ滝の水のように流れる光前寺の枝垂桜。 時おり吹きすぎる風に、小さく大きく揺れる、桜の花、花、花、はな、花。(4月27日) 駒ヶ根市議会議員選挙投票日。駒ヶ根高原美術館には田中知事がパネラーの一人として訪れた。 ***** 3月20日に開始されたU.S.A.のイラク攻撃は、 今月4月10日、首都バグダットを制圧し、フセイン政権は崩壊した。 国連の弱さ、或いは限界と、U.S.A.の強さ、或いは横暴さを見せ付けられた。 また、昨年秋に中国は広東省に端を発するというSARSは、 致死率5%以上という猛威をふるい、世界を震撼させている。 *** 私は、昨年末にこじらせた風邪の影響で、昔の古傷が再び疼きはじめた。 抗生物質を服用しながら、様子を見てきたが、痛みは治まらず、 完全に治すには手術をするしかないという結論に達し、 来月、諏訪の日赤にて手術を受ける事になった。 「人生塞翁が馬」それぞれの春。 *
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