平成18年、西暦2006年、新しい年が明けた。
初日の出は南アルプスの山頂から、とはいかなかったが、
雲間を抜ける光が眩しく輝いていた。
午前零時の年明けは「光前寺」で迎えた。
恒例となっている本堂前の特別ステージで「駒ヶ根太鼓」を奉納した。
異常低温注意報が出る中、二年参りの参拝客は午前2時を過ぎても途切れることは無かった。
元旦の朝8時には再び光前寺に参拝し、ご住職にご挨拶。
ご先祖様に祈った。
9時からは、耕地自治会の新年会。
昼前には、青空が広がって穏かな晴天の日となった。
午後は、本家に呼ばれての新年会。
孫達が8人、保育園の如くの賑やかさ。
激動する時代にあって、平和で健康な年であって欲しいと思った。
氷点下の気温の中、大晦日の11時半頃より元旦の朝2時まで太鼓を打った。
新しいメンバーや高校生メンバーも加わり、総勢15人ほどが参集した。
プロローグ、勇み駒、万雷の響き、駒舞の曲、屋台囃子、・・・・。
久しぶりに撥を握る者にとっては練習がてらの演奏となった。
酷寒と静寂な杉木立の中、
二年参りに詣でた善男善女の列に、賑やかに太鼓の音が響いていった。
元旦の朝は雲の多い空だったが、陽が昇るに伴い青空が広がっていった。
穏かな陽射しの中で、中央アルプスも美しい姿を見せていた。
21世紀になり、早いもので既に丸5年が過ぎた。
世界情勢も、日本社会も、地域も、激しく変化していく。
好むと好まざるとに関わらず、この激流の中に飲み込まれているようだ。
今、地球環境にも、人類にも、国家にも、地域にも、家庭にも、
持続可能なシステムとしての新たな価値が求められている。
その答えは遥か遠方にあるのではなく、意外と足元にあったりする。
わたし達が遠い未来を見つめるとき、わたし達は遠い過去を見つめなおす必要がある。
デジタルの時代が発展すればするほど、アナログの世界が求められるだろう。
さあ、新しい年の幕は開かれた。
連日、最低気温は氷点下の気温が続いている。
−5度C、−7度C、6日の日はとうとう−10度Cだった。
ここ南信州は、お蔭様で冬型の天気であればあるほど快晴となる。
雪国には申し訳ないけれど、例年より少ない降雪である。
6日7日と東京に出張した。
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