5月3日午後3時、駒ヶ根高原。 新緑の木々に午後の陽射しが眩しい。 待ちに待った春の女神が目覚め、里が、山が、美しく再生していく。 門前の通りに、NPO駒ヶ根元気UPの会主催のテント市が開かれた。 健康体操の会や三味線の会、赤穂中学の3年2組による太鼓演奏などが奉納された。 光前寺界隈に植えられた水仙。 北割二区営農組合が10年間に植えた水仙、ざっと12万球。 5月4日、田ごしらえをした。 朝からトラクターに乗って4枚の田圃を水田にした。 毎年恒例の黄金週間の農作業である。 午後の陽射しが南アルプスを美しく映している。 今年の春は気温が低く花の開花が1週間から10日ほど遅い。 イカリソウが三種、黄色、白色、赤色。 山野草のなかでも人気のある花で、花の形状が船の錨に似ている。 10日、11日と東京に出張した。 国会議事堂の近くにあるホテルに時々宿泊する。 仕事の合い間に議事堂に隣接する衆議院議員会館の中に初めて入った。 超多忙な地元選出の宮下一郎代議士にお会いした。 和太鼓の道場に行く道すがら見える、中沢の棚田。 河岸段丘を削り、ゆったりと蛇行する川。 年老いた農夫が耕運機をまわす。 さわやかな風が吹き渡り、郭公の声が聞こえてくる。 我家の田植えは5月14日の日曜日に無事終了した。 一年に一度だけ働く田植え機は、エンジンの調子が良くなかった。 四反部の水田は、約半日で植え終わった。 5月23日午後、駒ヶ根市広小路商店街のガーデニングサポート。 総勢60人、約2時間の作業で200鉢に及ぶサヒィニアのコンテナが完成。 アーケード外の屋根に飾られた。 水と緑と花、潤いのまちづくりの一環として、オープンガーデンにも参加している 我家のアヤメは今が満開。 今年は寒い日が多く、花々の花期が長い。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 24日25日と会議のために山形県赤湯温泉を訪れた。 山形新幹線は新緑の置賜地区を滑らかに通り過ぎていった。 さくらんぼがビニールの傘をいただいて、小さな実を膨らませていた。 27日土曜日、駒ヶ根花と緑と水の会にてペットボトルの寄せ植え講習。 そして実習花壇への花苗のうえつけ。 次から次へと花が咲いて、あっという間に一ヶ月が過ぎていく。 我が家の近くを流れる小川の岸に咲くガマズミ。 小川は土手を蛇行し流れている。 この上流は圃場整備されている為、U字溝の3面コンクリートだ。 昔の川はすべて、自然の中を流れていった。 現代の川は、人間の効率だけを考えて、水は水だけの価値観でしか見られていない。 川はビオトープそのものであり、この地の大地の言わば血管であるはずなのに。 小川のせせらぎが騒音に感じられるようでは、人類の終末も近い。 30日、会議のために東京へ。 会議、懇親会、二次会・・・・・、話が弾んで久しぶりに午前様。 翌31日の昼には東京から帰社。 勤務先の監督官庁の、年に一度の総合監査の日だ。 多忙な日々が続いている。 中央アルプスの残雪、今年は雪が多い、日照時間が少ない。 例年とは何か違う気配に、冷害やら、地震やら、何らかの天変地異を連想させられる。
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