11月は紅葉と落ち葉の季節だ。 一歩山に踏み込めばしっとりとして芳しい落ち葉の香りに包まれる。 山の中の散歩は、すがすがしい気分に変えていく。 フィトンチッドやマイナスイオンが免疫力や治癒力を高め、元気の元を与えてくれる。 日本初のクラインガルテンが開かれた群馬県倉渕村。 ここで「園芸福祉の里」の講座が2泊3日で開かれました。 温泉浴や森林浴を通して、自然は心を癒し、元気の源である事を再確認するとともに、 快適で健康な社会作りにはコミュニティーが大きな役割を果たすことを再認識致しました。 信州の四季はメリハリがしっかりしていると思う。 秋は秋らしく、冬は冬らしく、春は春らしく、夏は夏らしく。 この営みは数万年、数億年変わらずに、繰り返されてきた事だろう。 人類は、つい数千年以前は森の中に暮らしていた。私達のふるさとは森の中にある。 病院に寄ったついでに、青空の下でお弁当を食べたくなって、 何処か良いところは無いかと探しながら、ついつい古城公園まで来てしまった。 季節外れのこの時期は訪ねる人も少なく、静かな公園に秋の日がきらきらと輝いていた。 春は桜でいっぱいになる公園に、今は見事な「まゆみの木」が、桃色の樹形を映していた。 秋の林の中を、瀬音豊かに清らかな水が流れる。 しっとりとした大気に、様々な落ち葉の香り。 岸にぶつかり、岩を洗い、川底をえぐりながら、只ひたすら流れ下る水。 只ひたすらに、只ひたすらに、下へ下へと流れていく。 スカッと晴れた青空の下、アルプスは聳える。 澄んだ大気に、煌めく日の光。 樹齢数百年に及ぶ杉の古木達を落葉樹が取り囲む。 一度生を受けて後、移動する事のできない植物の方が、動物より遥かに長生きをする。 駒ヶ根高原にある宝積山「光前寺」。 鐘楼を覆うように伸びた枝垂桜の枝は、秋の光を浴びて糸のようだ。 紫陽花の葉のみどりと対照的に、もみじは真赤に色づいていた。 春は桜に夏は紫陽花。秋はもみじに冬は雪。私達は古来より自然の営みと共に歩んできた。 11月14日の朝、中央アルプスは雪で薄化粧をした。 朝の気温1度C。でも日中は小春日和の良い天気だった。 私は名古屋に会議の為出張。名古屋の気温も暑く、車のエアコンを使用した。 この秋は暖かく、冬の訪れも遅いような感じがする。日の出が遅くなり、夜が近くなった。 我が家の柿は、昨年たくさん採れたため、 今年はだめだろうという事であったが、意外と沢山採れた。 父母が皮をむき、干し柿にする。 むかれた柿の皮は、野沢菜などの漬物に下味として使われる。 吊るし柿を作り、大根や菜っ葉を漬け込めば、いよいよ秋も晩秋となる。 11月28日の早朝、東の空が赤く燃えていた。 朝焼けが起こると天気が変わるという。 天気予報は午後から雨。 時ならぬ空の変化に烏が数羽、けたたましい鳴き声を上げて飛びたった。
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